【咳が止まらない人は要注意】

咳が出るときは一回から二回、多くて三〜四回ほど咳が続いてから落ち着くものです。
しかし、病気が原因になって咳が起こる場合などでは、長く咳が続きなかなか収まらないことがあります。
このような止まらない咳はどのような原因でおこっているのでしょうか。
長く続く咳について解説していきます。

止まらない咳は何のサインなのか?

意識せずに起こる咳は気道を正常に保つ為に行われる場合と、病気の症状として出る場合の二つがあります。ほとんどの場合、咳は単発もしくは連発の一過性の症状を示しますが、原因によっては咳が連発する慢性の症状を示すことがあります。このような咳のときは、病気の発症を疑うべきといえます。

疑うべき病気は?

多くの場合、病気が原因となって起こる咳は風邪が原因となっているものです。しかし、咳が止まらない場合は風邪だけを疑うのは禁物であるといえます。ほとんどの人は、自分が何かの病気を患っている場合「そんなに重い病気ではないだろう」「ただの風邪に違いない」と良く言えば前向きに、悪く言えば楽観的に考えてしまうものです。しかし、病気の治療において判断を誤ることは悪化の一途を辿ることと同義なのです。では、どのような病気が止まらない咳の原因になっているのでしょうか?

咳喘息

咳喘息は、風邪から発展して起こる気管の病気で喘息の前段階であるとも言われています。咳喘息は症状として一ヶ月から一年程度続く慢性的な咳が見られます。咳喘息で起こる咳は乾燥していて、唾や痰が伴わないのが特徴です。咳喘息で咳が止まらないのは気管支が収縮してしまっている為に気道の通りがスムーズにならないため、咳で調子を整えようとする働きが続く為なのです。

百日咳

感染症として起こる百日咳もまた、止まらない咳の原因になる病気の一つです。百日咳の症状は透明な痰を伴う長引く咳と嘔吐で、子供に多く見られます。子供だけでなく大人も発症することがあります。また、百日咳の原因となる百日咳菌は感染力が強く飛沫感染・接触感染する性質を持っています。そのため、親から子供に感染してしまうケースも多いので出来るだけ早めの治療を行なうことが重要です。

慢性閉塞性肺疾患

慢性閉塞性肺疾患は、気管支から肺全体にかけての部位に起こる肺の病気で肺機能を著しく低下させてしまう可能性があります。慢性閉塞肺疾患は、咳を引き起こす「慢性気管支炎」と肺機能を低下させる「肺気腫」を複合した病名で、近年増加傾向にあることで注意が呼びかけられている病気です。慢性閉塞性肺疾患は、長年の喫煙によって発症することが多い為、周りに喫煙者がいる人や自分が喫煙者である場合は注意しなければならない病気といえます。

花粉症

くしゃみ・鼻水・涙が頻発する症状を持つ花粉症でも咳が止まらなくなることがあります。鼻から花粉が侵入することでくしゃみ・鼻水が続く花粉症を発症しますが、稀に口から花粉が侵入したために咳が止まらない花粉症を発症することがあるのです。花粉症に悩まされている人は、花粉が飛ぶ季節になったら一層の注意が必要です。

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