【肺炎】

風邪をこじらせるなどが原因となって起こる肺炎は、命に関わる病気でもあります。
医学が発展した現代においても、肺炎の危険性には変化は無いともいえます。
咳の原因にもなっている肺炎とは、どのような症状を持った病気なのでしょうか。
ここでは肺炎の実態について紹介していきます。

肺炎と咳

肺炎はその名の通り、肺に炎症が起こる病気のことです。肺炎を起こすと肺機能が低下し、症状が進行すると呼吸困難を起こしやすくなる為かつては命に関わる病の一つとなっていました。現代では医療の進歩によって治せる病気となりましたが、未だに肺炎で命を危険に晒す人は少なくないのです。

肺炎の原因

肺炎は、肺組織に細菌やウィルスが侵入して起こる感染症が原因になることがほとんどといえます。細菌やウィルスのほかにもインターフェロンなどの薬剤投与の副作用で肺炎が起こる場合があります。肺炎の原因になる細菌やウィルスとしては、肺炎球菌やインフルエンザウィルス、マイコプラズマや緑膿菌が上げられます。また、高齢者の場合は誤飲によって唾液と共に気道に送られた常在口内菌が肺炎の原因になる場合があります。

肺炎の症状

肺炎の症状では、咳や痰のほかに胸痛や発熱が起こります。肺内部が炎症を起こしている為肺機能の低下が著しく起こり、呼吸困難になる場合も少なくありません。肺炎での咳は、息苦しさを緩和する為に頻繁に起こります。しかし、気道ではなく肺に息苦しさの原因があるため咳をしても呼吸が改善されないため体力を消耗してしまい倦怠感の原因になってしまいます。

肺炎の年齢層

肺炎は、主に子供と高齢者に多く見られます。肺炎の原因になっている細菌やウィルスは、気道から体内に侵入しても抵抗力が低下していなければ感染症を起こしにくいものだからです。そのため身体の抵抗力が出来上がっていない子供や、身体が弱ってきている高齢者に多く発生するのです。特に高齢者の場合、物を飲み込む嚥下力が衰えた為に機械的肺炎が起こりやすくなるので、注意が必要になってきます。

肺炎の進行

肺炎が進行すると命に関わる病気に変化します。肺の内部にある体外から取り込んだ酸素と体内から集められた二酸化酸素を交換する間質組織に、炎症が発生する間質性肺炎が命に関わる肺炎といえます。間質性肺炎が進行すると、間質組織を含む炎症を起こしている組織が繊維化する肺繊維症を引き起こします。繊維化した肺組織は呼吸機能を完全に失っている為、呼吸不全を引き起こす恐れがあります。場合によっては、心不全の原因となることもあるのです。

肺炎の治療

肺炎の治療では、細菌やウィルスなどの発病原因に適した抗生物質を投与する薬剤療法が行われます。症状に応じて咳止め薬や去痰財を投与する対症療法を行う場合があります。間質性肺炎の場合は、肺組織の炎症の進行を抑える為に抗炎症剤を投与していきます。進行の度合いによっては肺の移植手術を行なうこともあります。

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